江戸の歳時記|8月 富岡八幡宮例大祭
・富岡八幡宮例大祭(深川八幡祭り
毎年8月15日を中心に行われる富岡八幡宮の例大祭は、俗に「深川八幡祭り」と呼ばれ、江戸三大祭の一つに数えられています。
「ワッショイ、ワッショイ」という神輿をかつぐ江戸伝統の掛け声も、担ぎ手に向かって沿道の観衆が清めの水をかける豪快な光景も、まさしく江戸の粋を感じさせる祭り。
なかでも3年に一度、八幡宮の御鳳輦(ごほうれん)が渡御を行う年の本祭りは大小120数基の神輿が繰り出す大掛かりなもので、とりわけ54基の大神輿が勢揃いする連合渡御は見ごたえがあります。 富岡八幡宮にはかつて紀伊国屋文左衛門が奉納したとされる総金張りの宮神輿が3基ありましたが、関東大震災で焼失。現在の本宮一の宮神輿は平成3年に奉納された日本一の大きさ(屋根幅2.89m、高さ4.39m)、重さ(約4.5t)を持つ黄金大神輿ですが、これはあまりの大きさのため担ぐことはできません。そこで二の宮神輿が平成9年に作られ、以来、本祭りの翌年に「御本社祭り」として宮神輿が渡御することになりました。
なお、富岡八幡宮の21世紀最初の本祭りは、2002年8月15日~8月18日に催されました。
問合せ先:富岡八幡宮 TEL:03(3642)1315
「ワッショイ、ワッショイ」という神輿をかつぐ江戸伝統の掛け声も、担ぎ手に向かって沿道の観衆が清めの水をかける豪快な光景も、まさしく江戸の粋を感じさせる祭り。
なかでも3年に一度、八幡宮の御鳳輦(ごほうれん)が渡御を行う年の本祭りは大小120数基の神輿が繰り出す大掛かりなもので、とりわけ54基の大神輿が勢揃いする連合渡御は見ごたえがあります。 富岡八幡宮にはかつて紀伊国屋文左衛門が奉納したとされる総金張りの宮神輿が3基ありましたが、関東大震災で焼失。現在の本宮一の宮神輿は平成3年に奉納された日本一の大きさ(屋根幅2.89m、高さ4.39m)、重さ(約4.5t)を持つ黄金大神輿ですが、これはあまりの大きさのため担ぐことはできません。そこで二の宮神輿が平成9年に作られ、以来、本祭りの翌年に「御本社祭り」として宮神輿が渡御することになりました。
なお、富岡八幡宮の21世紀最初の本祭りは、2002年8月15日~8月18日に催されました。
問合せ先:富岡八幡宮 TEL:03(3642)1315
【写真提供:宮本卯之助商店 撮影:早川英夫氏】
町を練り歩く神輿には、桶やバケツ、ときには
ホースを使って盛大に清めの水がかけられる。
町を練り歩く神輿には、桶やバケツ、ときには
ホースを使って盛大に清めの水がかけられる。
【挿絵:黒江屋所蔵品 富岡八幡宮例大祭】
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